2017年9月20日よりiPhoneやiPad向けにiOS11が提供開始されました。
AR対応やオーディオフォーマットにFLACが対応するなど、数々のアップデート内容がありますが、docomo iPhoneではSPモードでのIPv6接続に対応したことが判明しました。
モバイルネットワークでのIPv6については、docomoではすでにmopera uを使うことでIPv6接続ができていましたが、今回は標準ISPのSPモードでの対応となります。
インターネットプロトコル IPv6対応について
https://www.nttdocomo.co.jp/service/spmode/function/ipv6/
対象機種は
iPhone 6/6 Plus以降、iPad Air 2以降、iPad mini 4以降、iPad Pro以降の機種でiOS11以降となります。
そのため、iOS11になっていれば特に設定なくIPv6に対応します。
実際に確認してみましょう。
http://test-ipv6.com/index.html.ja_JP
IPv6で接続できるのが確認できるかと思います。
IPv6で接続できない場合、一度機内モードに切り替え、再度機内モードを外して接続し直すとIPv6のIPアドレスを取得できるようです。
どうも49.から始まるIPが端末に割り当てられるとIPv6非対応のようです。
一部設備がIPv6非対応というのも注意文として書かれていました。
SPモードでのIPv6についてはJANOG39のセッション
ついに決定!スマートフォンでのIPv6提供開始
でも言及され、Android向けには提供されていましたがiOS端末向けにはまだ提供されていませんでした。
今回iOS11とともにIPv6提供が始まるということは、相当な端末がIPv6で接続できるようになって来ましたので、IPv6対応のクライアント環境が増えて来ています。
ここらへんで、サーバーサイドもIPv6対応を本格化させて行く必要があるかと思います。