IPサイマルラジオ実用化放送開始

IPサイマル放送という、一般のラジオ放送をそのまま(サイマル放送)インターネット上でも配信する実用化試験を今日から開始しています。


ニュースリリースによると

 IP サイマルラジオ協議会は、パソコンがそのままラジオ受信機となる「IP(Internet Protocol)サイマルラジオ」 の実用化試験配信を開始いたします。今回の試験配信は、独自コンテンツ、エリア制限なしという通常のイン ターネットラジオサービスとは異なり、在京民放ラジオ 7 局、在阪民放ラジオ 6 局の地上波ラジオ放送を CM も含め、そのまま同時に放送エリアに準じた地域に配信するサイマルサービスです。

 3.配信地域及び放送局

<関東地区> 配信地域:東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県 放送局:TBS ラジオ、文化放送、ニッポン放送、ラジオ NIKKEI、InterFM、TOKYO FM、J-WAVE

<関西地区> 配信地域:大阪府、京都府、兵庫県、奈良県 放送局:朝日放送、毎日放送、ラジオ大阪、FM COCOLO、FM802、FM OSAKA

4.試験配信期間(予定) 2010 年 3 月 15 日(月)~2010 年 8 月 31 日(火)

とのことなのですが、
どうやってエリア判定しているんでしょうかね。

おそらくIPの割り当て地域や、各プロバイダの逆引きから推定させてるんでしょうが、プロバイダによっては札幌に住んでても聞けたりしちゃうんですが。

ここら辺は、現行の放送法が、指定エリア内に対しての配信免許を付与しているからだと思われるのですが、通信の世界においてエリアを指定するのは事実上不可能(IP割り当て状況から世界の地域的な物は限定可能ではあるが、実用的には乏しい。)。

おそらくそこら辺は想定されている範囲内だとは思われますが、この実証実験を元に、放送と通信の垣根を取り払っていってくれればと思いますね。

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